2006年06月29日

敗北の日本

少々ショッキングなタイトルにしたのは、今回のワールドカップにおいて日本がボロボロにされた事を、すぐに風化させないためである。

W杯は決勝トーナメントが行われており、俄然面白いしスリリングである。
何より、ここに日本がいないことが僕は悔しい。

しかし、誰の目からも明らかなように、決勝トーナメントに進出したチームと日本の差は大きい。
決勝トーナメントに進出したチームで観ていてすごいと思った事は
オランダのプレスの早さとイタリアのディフェンス力である。

2002年からの4年間で、他国との差が余計に広がってしまったのかもとすら感じてしまう


前回の日記で僕は「日本人全体がサッカーについて、ある一定レベルのコンセンサスを共有する必要があるのだと思う。」と述べた。

これはどういうことか??
日本代表が強くなるために必要なことに関連させて述べてみたいと思う。

・決定力

まず、誰もが感じるところではあるが「決定力不足の解消」である。

マスコミも同様の事を述べているが、彼らの多くは基本的にカテゴライズしただけで安心しているだけであり、一種の思考停止である、という事に注意が必要である。

では、決定力不足の解消とは具体的には何かというと、当たり前だが決定機における技術である。
これはFWだけの問題ではない。
もちろん、メンタル的な部分もあわせてこれからの日本人選手にはフィニッシュの技術力を向上させるためのケアが必要がある。
しかし、それだけではなく、MFのセンタリングの精度の向上なども必要であろう。

また、単に走るのではなく、ポジショニングの重要性の認識が必要である。
観直せる人がいれば今大会のオランダのプレスにおけるポジショニングを観てほしい。
その美しさと素晴らしさと力強さとが認識できると思う。

・DFの人材育成

イタリアの試合を見た人はわかるだろうが、彼らのデェフェンスは凄い。
もう少し具体的にいえば、受身ではなく、積極的(攻撃的)に守備をしているといっても過言ではない。
相手がシュートを打つときに体を擲(なげう)つ様は観ていてウットリするほど芸術的である。

一方、日本のDFはどうだろうか?
日本代表で唯一海外に行けてないポジションは、そうDFである。

もちろん日本は欧州などに比べて体格的に劣るといえる。
しかし、スペイン代表にプジョルという選手がいるのだが、かれは179CMである。

別に、今の日本人DFのレヴェルが低いといいたいわけではない(実際低いが・・)。
言いたい事は、もっと日本人はDFを観るべきであるということだ。

日本代表の試合を観ていればわかるが、日本のゴールシーンの前後では観客の声援が凄いが、
DFの選手が良いポジショニングや素敵なカットをしても、そこまで拍手は起こらない。

イタリアのリーグやイングランドのリーグではDFの選手が良いプレーをすれば、凄い拍手が起きる。

こういうコンセンサスを日本人は共有する必要があると思う。

DFの選手はFWの選手と決定的に異なる点がある。
それは、FWの選手がシュートを外しまくっても1点決めれば英雄になれるのに対し、
DFの選手は1回のミスも許されないという事だ。


なぜなら、1回のミスが失点に直結するからである。

そのために、DFは試合に集中する。
強国のDFの選手を観てほしい、彼らは試合終盤に足がつっても、たった1回のミスをしないために走りまくる。

凄い精神力だと思う。

なぜ彼らは足がつろうとも走り続けるのか??

それは、長い歴史の中からDFの犯すミスの重要性を総体的にも個人的にも知っているからであり、
観客が良いプレーにはきちんと賞賛してくれるからである。


よって、僕らはもっとDFの選手を賞賛すべきであるし、
近い将来、有能な日本人選手がDFも志望してくれるようになる日を僕は待っている。
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2006年06月25日

日本と王国ブラジルとの距離 〜その2〜

今回の日記では

・ブラジル戦について
・Wカップにおける日本の総括
・新日本代表監督について
・Wカップ決勝トーナメントの予想について


書きます。

・ブラジル戦について

去年、日本と王国ブラジルとの距離というタイトルで日記を書きました。
これです。

今回、誰の目から見ても実力差を感じたと思う。
サッカーの王国はぐうの音も出ないほど僕らを叩きのめした。

しかし、今回日本が得たものは、圧倒的な世界とのレヴェルの差を感じることが出来たということではないだろうか??
今まで如何にサッカーを知らないマスメディアの根拠の無い報道に踊らされていたかということに、気づかされた試合であったと思う。

これから日本は敵を知り己を知ることが出来るのかもしれない。

・Wカップにおける日本の総括

今回、日本代表の不甲斐無さに、苛立ちを覚えた人が居たかもしれない。

しかし、これが日本の現段階の実力だということだと思う。

強くなるためにはどうすればいいか??

その答えは日本のサッカー文化が成熟するのを待つしかない、ということだと思う。

日本人全体がサッカーについて、ある一定レベルのコンセンサスを共有する必要があるのだと思う。

例えば、今回予選はドイツ時間の午後3時、6時、9時からキックオフという日程になっていた。
そして、日本代表はまだ暑い3時からの試合をオーストラリア戦とクロアチア戦との2試合行ったのである。
誰の目から見てもあの暑さの中ハイパフォーマンスを出来るわけが無いのに、日本代表は2試合行った。
オーストラリア、クロアチアは日本戦の1試合しか3時からの試合をしてないし、ブラジルにいたっては1試合もしていないのである。

こんな不公平なことがあっていいのだろうか??

確かに、暑さは日本だけでなく相手にとっても同じ条件であり、日本が暑いなら相手チームも暑い。
だから不公平ではない、という人も居るだろう。
しかし、その理屈は本当なのだろうか??
上記批判は、あくまでその試合における2チームには当てはまる批判である。

ただ、リーグ全体を通じてみると3時キックオフの試合をやってるチームとやってないチームでは明らかに差は出てくると思う。

さて、ここからが本題である。
ではなぜ日本が2試合も昼の試合をしたのか??
これはブラジルが贔屓されてるからでも、日本がいじめられているからでもない。

日本が望んだことなのである。
これはどういうことか??
このカラクリはこうである。
3時から試合をすれば、日本時間の夜10時にキックオフとなる。
夜10時なら高い視聴率が望める。
マスメディアが要求する。
その結果、日本は3時キックオフの試合を2試合することとなったのである。

日本全体が協力せずに日本代表を攻責めるべきではない。

・新日本代表監督について

川淵会長が口を滑らせた(とされている)。
どうやら、次の監督はオシムが第1候補らしい。

確かに、良い監督だと思う。

しかし、僕は苛立った。

1つは、次期監督についていうタイミングが最悪である。
今回のW杯で1勝もできなかった日本についての検証をしたのか疑問に感じるからである。
オシムがどうのこうのと言っているのではない。
日本協会ががどのようなチームにしたいから、この監督を選んだとかという理念・ヴィジョンが感じられないからである。

1つは、今回の川淵の失言がジェフの人々にとって青天の霹靂であり、非常に失礼な行為であると思ったからである。
馬鹿にしているとしか思えないからである。

なんにせよ、川淵会長の今回の失言は最低だと思う。


・Wカップ決勝トーナメントの予想について

ドイツとアルゼンチンが勝ってから予想というのは、後出しみたいで嫌なのだがしょうがないので予想を書きます。

4強はアルゼンチン、イタリア、ポルトガル(希望も込めて)、ブラジルであると思う。

ただし、スペインがブラジルを倒す可能性もあるため楽しみである。
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2006年06月22日

日本対クロアチア

クロアチアと引き分けたこの試合、妥当な結果ではなかろうか。

予選突破にはあのブラジルを、しかも2点差以上で、勝たなければならない。

不可能なのであろうか??

僕はそんなことはないと思う。

チェコがガーナに0−2で負けた。
何があるかわからないのが、W杯である。

しかも今回は夜の試合。
これまでの日中の試合では、なかなか日本のスピードが発揮されていなかった。

勝たなければならない試合で、相手がブラジル。
これだけでも今回のワールドカップに出た意義があるように感じる。

ジーコが監督に就任して以来、
今回初めて先発メンバーを事前に発表するのをやめた。


思う所があったのだろう。
ジーコがみせる大一番。
これまでの集大成とともに、これからの日本のサッカースタイルになりえる
サッカーをしてもらいたいと思う。

今日、僕らは何が起こるか分からない試合を迎える。
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虎の咆哮

不屈の虎

先日、スペイン対チュニジアを観た。

スペインの強さが本物か否かを確かめるためだ。

意外にもスペインは先制され、ガチガチに守るチュニジアから点が取れなかった。

しかし、後半26分にある男が同点弾を叩き込みスペインを生き返らせた。
決して美しいゴールではない。
決して華やかなゴールでもない。


何とも泥臭くその男はゴールをスペインにもたらした。

男の名はラウール・ゴンザレス

名門レアル・マドリーのエースとして活躍した彼も、ここ数年ほとんどゴールが取れず、
人々は彼の事を「もう終わった選手」と表現した。
しかも、彼は半年前に大怪我をしたのである。
誰もが彼のW杯メンバー落ちを確信した。

しかし、現スペイン代表監督ルイス・アラゴネスは人々が疑問符を投げかけるなか
ラウールをW杯メンバーに選んだ。

その時、アラゴネスはラウールを「虎の眼を持つ男」と表現した。
そして、こう続けた。
「彼は、いつも自分のことよりもチームのことを考え、勝利のために体を張り、そして状況に決して屈しない。私はそれを評価している。だからW杯には連れていく」

チュニジア戦。
なかなか点が取れない中、彼は味方の打ったシュートをキーパーが弾いた一瞬を見逃さなかった。
まさに獲物を捕らえる虎がそこに居た。

ゴールを決めた瞬間、彼はすぐさま応援してくれてるサポーターの所へ駆け寄り、
そして、彼は咆えた

ratyu.jpeg

この試合を見て、今回の無敵艦隊はなかなか沈まないような気にさせられた。
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2006年06月17日

魅惑のラテン、気まぐれなラテン

最近はやはりW杯を見てしまっています

最近見た試合でいい内容の試合をしているチームがいくつかありました。

特に目をひいたのは、
チェコ
スペイン
アルゼンチン
です。

チェコはユーロ2004で1番いいチームでしたから、
ほぼメンバー変更のない今回も組織的によいプレーができるのは当然かもしれません。
前評判も高かったし。
ロシツキーがんばれ!!

さて、チェコと異なり今週で優勝候補の本命と挙げられたと感じるのは
そうエスパーニャアルゼンティーナです。

誰の目から見ても美しい試合をしていたのではないでしょうか??

ウクライナやセルビア・モンテネグロが弱く感じるくらいでした。
しかし、ウクライナもセルビア・モンテネグロも各グループを欧州予選トップで通過ですから、
決して弱くはないのです。

その2チームを上記2チームは完膚無きまで粉砕しました。

avss.jpeg

確かに、この2チームの試合はすばらしかった。
しかし、ここで注意しなくてはいけないのが、
両チームともラテンのチームであることだ。

別にラテンが悪いといっているのではなく、
毎大会ラテンのチームはいい試合をした次の試合に
同じチームとは思えないほど劣悪な試合をすることが多々あるのである。

だから優勝候補と言われると、でもホンマに大丈夫なんかなぁって思ってしまうのです

チームとして有機的で魅力的なフットボールをして
僕らを楽しませてもらいたいので
今回同じ二の舞をしてほしくない。

とは言うものの、チャビ(シャビ)もメッシもかなり回復してるみたいで嬉しかった
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2006年06月13日

日本対オーストラリア

時間が無いので書きたいことだけ書きます。

まず、Wカップが始まった事すら書いてませんでした

さて、早速ですが日本について書きます。

結論から言うと、まだ可能性はあるから諦めるのは早いと言う事だ。

日本の多くは今回の結果だけで、もう予選突破は不可能ないし厳しいと思っているかもしれない。
日本代表やジーコについて苛立っているかもしれない。

しかし、今回の結果は充分に予想出来た結果である(サッカーをよく知らないマスコミが日本はオーストラリアやクロアチアには勝てると煽っていただけ)。

僕自身もクロアチアよりオーストラリアのほうが嫌な相手だと思っていた。

つまり、今回の結果は充分想定の範囲内の結果であると言う事を前提にすべきである

上記の事を前提に今回の試合を振りかえってみよう。

今回の1番の敗因は、決めるべきときにゴールを決められなかったことに尽きる。
それ以上でもそれ以下でもない。
確かにジーコの采配が後手に回ったのも否めないが、それよりもっと根本的な理由は決めるべき時に決めれなかったことだ。
個人を攻めても意味が無くこれはチームの問題である。

もし決めていたら4−3で勝っていた可能性もありえる。

つまり、日本が負けてガックリしている人は、以下の理由からまだまだ諦めるのは早いという事に気づくべきである。

その1、オーストラリアよりクロアチアの方が組みしやすい相手である点。

その2、オーストラリア戦で日本はまずまずのプレーをしていた点。

その3、日本がブラジルに勝つというサプライズが有り得ることを、日本のサポーターが忘れているという点である。
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2006年06月05日

松木安太郎の解説(ドイツ戦等から観る日本代表)

・松木安太郎という男

僕の日記では何回も取り上げているが(その1その2)、
今回のドイツ戦における松木安太郎氏の解説も抜群だった。

試合内容はご存知の通り2−2で引き分けた。

その1点目が入った後、ドイツの選手が体格で劣る日本選手に体をぶつけてきた時の解説。
1点目が入る前から同程度のぶつかり方をドイツ選手はしていたが、
点が入ったことでヒートアップした松木氏はすぐさま
「あっ!!ファールですよあんなの!!」
と熱のこもった素敵な解説をした。

しかし、今回の松木氏のハイライトは何と言っても高原が2点目を決めたときである。
皆さんはその時どうしていましたか??
興奮した人もいたでしょう。隣の人と抱き合った人もいたでしょう。
1人でガッツポーズをとったかもしれません。

その時、我らが松木氏はこのような僕達の興奮した感情を代表して表現してくれていた。
皆さんは彼がなんと言ったか覚えてますか??
録画した人は見直しても良いと思います。

彼はその時こう言いました。

「ヤッダァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

さすが松木安太郎である。
彼は興奮しすぎて、一般的には「ヤッタァ」と言うべき所を、
興奮しすぎたのか、上記の通り「ヤッダァ」と叫んだのである。

何と素晴らしい解説ではないですか!?
彼は僕らの気持ちを的確につかみ、的確に表現したのである。

まったくもって素晴らしい解説者である。

・日本代表について

ドイツと引き分けたからといって、何も勝ち得た訳ではない。
どうせ、サッカーを知らないマスコミはこれで予選突破も確実的な報道をするのではないかと思っていた。
案の定そうであったが・・。

この試合について言えば、
「2点リードしても勝てないこと露呈した試合」と書かなければならない。

いつも言っているが、ドイツだろうとブラジルだろうと、マルタであろうと試合なら勝たなければならない。

何が言いたいかと言えば、相変わらず日本はスタートラインに立っていないのである。
ドイツだろうと何処だろうと勝たなければW杯優勝はできないし、
ドイツだろうとブラジルだろうとガーナであろうと
W杯に出てきている国には出てきたそれなりの理由(強さ)があるわけで・・

こんな根本を書くのが疲れてきた。

要は、色んな前提無しに、ドイツに引き分けたら良いと言ってるマスコミは信じるなという事です。
そんなマスコミはどうせマルタに1点しか取れなかったというだけで
「予選突破に黄色信号」とか訳の分からない事を言うと思います。

日本代表について、僕の感想は、相変わらず相手にあわすサッカーをしてしまう弱小国だと思いました。

だからといって可能性が無いわけではないですよ。
何かめんどくさいから、その可能性については書くの止めます。

ちなみに、クロアチアもオーストラリアもマスコミが言うほど弱くないですよ。
この前のドイツ戦以上の試合をしないと日本は勝てないと思います。
では
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