2010年ワールドカップ南アフリカ大会アジア最終予選A組の日本は、
ウズベキスタンに1−0で勝ち4大会連続4度目の出場を決めた!!

始めに思ったのは死ぬほど嬉しいという事。
「あの」ワールドカップにまた日本がでれるのか!!
という思いである。
しかし、それと同時に、
ワールドカップとは今の日本代表の様な低いレベルのチームが出場する大会なのだろうか??という疑問が頭から離れないのである。
正直、
今の日本のレベルはワールドカップ出場国の中でも一番下位のグループであると思う。
客観的に見て、それほど強い国ではない。
そんなチームが世界最速で出場できるのはおかしいのである。
これはなぜか??答えは簡単である。
アジアに与えられた4.5枠という枠数が異常に多いためである。今現在、開催国の南アフリカを除いて
日本と同様予選突破という形で出場が既に決まっている国は、
オーストラリア
韓国
オランダの3国である。
気付かれただろうか?オランダ以外、全部アジアの国なのである。いかにアジアの予選突破が簡単だったかという一つの証拠である。
繰り返しになるが、これはアジアに与えられた出場国の枠が多すぎる結果である。
なぜ、アジアに多く出場枠がFIFAから与えられているのか?
アジアのレベルが上がったから??
確かに、昔の欧州とアジアの差に比べたら
アジアのレベルも上がっているだろう。
しかし、それを鑑みてもアジアは4.5枠までもらえる程の地域ではない。
答えは、人口が多いアジアでフットボールを普及し、
それによりFIFAが儲かりたいからである。
FIFAが儲かること自体は否定しない。
しかし、それによりワールドカップのレベル、質が低下するのは本末転倒である、という事を述べたい。
個人的には今のアジアの適正な枠数は2.5であると思っている。今の子ども達の中でどれほどの子ども達が
「あの」ワールドカップと思っているだろうか?
日本が出るのが当たり前と思えてしまう大会になっているのではないか??
そのために大会の質が落ちているのではないか??
僕が観たいのは、国と国とが
高いレベルで争うワールドカップである。
ボランティアで世界の国々が出てます的発想の大会ではないのである。
はっきり言おう。
日本が強いからワールドカップに出れているのではない。
今のアジアでは弱い国もワールドカップに出れるから、
日本は世界最速という「不名誉な」称号を戴いて出場できるのだ。断わっておくが、日本代表がワールドカップに出れてとても嬉しい。
願っているのは、
質の高いフットボールが観たいという事。
その質の高いフットボールの観れるワールドカップであって欲しいという事。
そして、そのワールドカップであっても出場できるくらい日本のレベルが向上して欲しいという事。ただ、
前にも述べたが今のままでは所詮日本はアジアレベルである。
しかも、前のバーレーン戦の後に、新聞の記事で、
「岡田監督がW杯4強を目指すと言ったから、そこそこいい試合しても誉められない」
という趣旨の代表選手のコメントが名前こそ明らかにされてなかったが掲載されていた。
ちなみに、その記事はその選手を非難するものではなかったが、
僕は怒りで体が震えた。
そんな選手は代表辞退しなさい。
まだまだ、日本代表がやるべきことはたくさんあるし、
今の日本代表を持ち上げるマスメディアは信じない方が良いという事は間違いないと思う。
だって、今の日本代表は下手クソでレベルが低くて弱いチームなんだもん。