
泣いてしまった。
とんでもない映画です。
泣くような映画ではないのかもしれません。
面白いシーンも沢山あるのです。
実際、声を出して笑ったところもありました。
でもね・・泣いてしまったんですよ。。。
途中、個人的には中弛みしたんですが、
そこからラストへの巻き返しがすごい。
全てがつながり収束していく。
堤幸彦監督にやられました。
どれだけ貧しくても、心が荒んでいない。
綺麗なものを見て、素直に綺麗と言える美しさ。
伝えるべきなのに、言えない言葉はありませんか?
簡単な言葉だからこそ、口に出さない事はありませんか?
不器用な想いは、不器用なまでの愛で受け止める。
自分にとって大切なものが何かを知っていて、
その大切なものを手にしている人の持つ
「優しさ」と「強さ」。
不器用な僕らに、不器用なまでに、人の持つ不器用さを知らしめてくれる。
そんな繊細で素敵な映画です。
安藤裕子さんという歌手を初めて知ったのですが、
主題歌の「海原の月」が良かったです。
公式サイトはこちらです。
