
今年のはじめに放送した全3回のうち2回を観ており、
最終話を楽しみにしていました。
今回はその2回も再放送として放送しており、
全3回を改めて観たのですが、
非常にクオリティーが高く見応えのあるドラマでした。
NHKのドラマは非常にレベルの高いものが多く、
最近では「ハゲタカ」や「ジャッジ〜島の裁判官 奮闘記〜」等が特に面白かったです。
今回の「白洲次郎」も「ハゲタカ」と同じ監督(演出家)である大友啓史(NHK職員)であり、
彼の今後の作品も楽しみに期待したいと思います。
直近では「NHK大河ドラマ 龍馬伝」の演出を行うようです。

さて、内容についてですが、
僕の不勉強なせいで「白洲次郎」という名前は聞いた事がありましたが、
どんな人物かまでは知らなかったので、
非常に勉強になりました。
そして今回、改めて伊勢谷友介の魅力の虜になりました。
今回のドラマのクオリティーを支えているのは
間違いなく彼の力が大きいと思います。
彼の立ち振る舞い、彼の英語力、彼の眼差し。
そのすべてがカッコよく、ひいては白洲次郎という男のカッコ良さにつながっていました。
「ブラインドネス」もそうでしたが、
彼の次回作が楽しみです。
最近、戦後の物語が多く描かれているが、
ノスタルジーに浸っている場合ではないのです。
これからをどうするか。
そのヒントを模索するために安易に昔の偉人の物語を描く事は、
前例に縛られる愚かな行為であり、
新しいモノを潰すというベクトルに向かいやすくなる。
それこそは白洲次郎が体現した事とは全く逆のベクトルの事であり、
彼を有難がる事は彼の望む事ではないと思う。
そのくらいの事はこの僕でも理解出来たと思います。
今回見逃した方はDVD等も発売されるようですので是非ご覧ください。
公式サイトはこちらです。
