先日までに携帯キャリア大手3社の夏モデル発表会が行われたので、
遅ればせながら感想を書こうと思います。
はじめに一言で発表社順に各社の印象を言うと
先陣を切った
auは
「着実だが遅々とした歩み」続いて
softbankは
「外部サービス頼み」最後の
docomoは、「
圧倒的横綱相撲」そんな印象でした。
以下で詳しく述べていきましょう。
auについて昔の革新的イメージなど全くなくなってしまったau。
処理が遅いなど不満が多いau。
しかし、その処理を高め、しかも全機種防水にしてきたのは
ユーザーの事をしっかり考えており評価できると思います。
つまり、今までの携帯を新しくする人にとっては文句が出ないものを揃えてきたということです。
しかし、文句が出ないというだけで、新しい何かを感じさせる事はないでしょう。
一歩一歩着実に歩いているが、時代や僕らユーザーの嗜好の早さにはついてこれていないですね。
事業仕分けで「なんで1位じゃなきゃだめなのか?」と聞かれたら、
現時点でおそらくauは「別に1位やなくても良いです」と答える会社であろうということです。
気になった機種Cyber-shotケータイ S003
BRAVIA Phone S004
REGZA Phone T004
softbankについてsoftbankが今回全面に押してきたのは「twitter」。
「twitter」程でもないが「ustream」も押していた。
自社で新しいサービスを生み出すのではなく、
良いサービスがあれば他所から持ってくれば良いという思想。
これはこれで良いと思う。
すべてを自分が開発しなければならないわけではないからである。
しかし、上記サービスを使うなら間違いなくiPhoneを使う事をお薦めする。
つまり、今回の夏モデルで買うべき端末はないという事です。
softbankにしたいなら、迷わずiPhoneを買い、
上記「twitter」や「ustream」を含む革新的サービスを存分に堪能すべきだという事です。
気になった機種
特になし
docomoについてすべてにおいて横綱相撲だと感じました。
唯一黒星を喫するとすれば、iPhoneやiPadを獲得できなかった点であろうと思います。
今回docomoが力を入れてきたのはスマートフォン。
auが遅れを取り戻すべく発売したモデルと同様のモデルを今回用意し、
auが可哀想になるくらい潰しにかかりました。
iPhoneがない部分はAndroid、BlackBerry、Windows Mobileと多様性で勝負。
しかも、秋にはサムスン電子製の高機能Android「GALAXY S」を提供するという予告までする怒涛の物量作戦。
iPadがない部分は、softbankと異なりほとんど圏外のないdocomoの回線を利用してiPadを使ってと言わんばかりのモバイルWi-Fiルーター発売。
iPhoneがないという事実は埋め切れるものではないが、
少なくとも損害を最小限に食い止める努力を十二分にしているといえる。
もちろん従来の携帯電話も正当に進化をさせており、
今までの様に新しい携帯を使いたい人も満足できるように
幅広く用意している。
しかも、携帯を使った健康支援サービス「i Bodymo」なる新サービスを展開するなども抜け目ない。
ここまですると他者が可哀想になってしまいました。
特にsoftbankのようにiPhoneという武器すら持っていないauは悲惨です。
この2社も、もちろん今のままで納得しているわけではないでしょうから、
単に値下げという作戦だけではない今後の展開や反撃が楽しみです。
気になった機種
F-06B

L-04B

BlackBerry Bold 9700