2010年05月31日

空気人形

お薦め映画「空気人形」です。
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結論から言うと、めちゃめちゃお薦めします

映画館で観れなかったので観たかった作品でした。

観たかった動機は是枝裕和監督作品だからです。

いや〜〜!!とてつもなく面白かったです。

なんせ主演のペ・ドゥナがとてつもなくキュート( ´艸`)
山下敦弘監督「リンダ リンダ リンダ」の時も良かったのですが、
今作では次元が異なるくらい可愛かったです。

映像もリー・ピンビンだからか非常に綺麗。

構成もあらゆるものが有機的に配置されており、
無駄がなく、かつ、美しい。

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闇は嫌なものを隠してくれる。
しかし、時に人の心をも暗い場所へといざなってしまう。

光は醜いものを曝け出す。
しかし、綺麗なモノをより綺麗にも見せてもくれる。

大切なモノが見えなくても、
大切なモノを感じる事が出来るのだろうか。

すべては空虚で、代替可能なものなのだろうか。

本当に色々考えさせられるし、
実はいたってシンプルな事を訴求している作品なんだと思いました。

個人的には以前までの是枝監督作品とは何か異なる印象を受けました。
次回作はどのような変化を感じれるのか次回作が今から楽しみです。

レンタルしても十二分楽しめますので、
今作はぜひぜひお勧めします。

公式サイトはこちらです。

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2010年05月30日

母なる証明

お薦め映画「母なる証明」です。
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結論から言うと、めちゃめちゃお薦めします

すごい映画です。

ズッシリとした映画でした。

非常に非常に面白かったです。

正直、ポン・ジュノ監督だからという理由だけで
一切どんな映画か知らずに観たのですが、
さすがポン・ジュノ監督でした。

観終わった後、グッタリとして、
何とも言えない疲労感を覚えるくらいスゴイ映画でした。

グイグイ引き込まれました。

「映画を観た」という確かな感覚を与えてくれます。
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あらゆるものの配置、

切り取る映像、

カメラワーク、

全てに無駄がなくパーフェクト。

味覚・視覚・聴覚・嗅覚・触覚の五感すべてにうったえられました。

最初から最後まで素晴らしいシーンの連続に攻め立てられました。

内容もグイグイひきつけられました。

主演のキム・ヘジャが素晴らしく、
ウォンビンも好演。

とにかく観てもらいたいとしか言えません。
あまりこの映画を形容すると自分の語彙力のなさが原因で
この映画が陳腐にとられかねなくなるのを避けたいからです。

とにかく観てください。

なお、一応公式サイトのリンクを貼っておきますが、
一切見ずに鑑賞する事をお薦めします。

公式サイトはこちらです。

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2010年05月29日

BALLAD 名もなき恋のうた

お薦め映画「BALLAD 名もなき恋のうた」です。
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僕の興味はただ1つ。
あの名作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」
山崎貴監督がどのようにリメイクするのか??ということでした。

結論から言いますと、原作に忠実ながら面白かったです。
もちろん微妙に設定などは異なっていますが、
大筋は原作を踏襲していました。

じゃあなぜリメイクする必要があったのかという点は未だ疑問ですが、
観客の裾野を広げるという意味では良いのかもしれません。

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今回1番驚いたのは、草g剛という役者の存在感です。
あのアイドルやろ?なんて思っている人がいたら大間違い!!
素晴らしいまでに井尻又兵衛でした。
全く違和感無かったです。
めちゃめちゃ上手かったですし、こんなに他人になれる役者なのかとビックリしました。

新垣結衣ちゃんも可愛かったです( ´艸`)
「恋するマドリ」の時に述べましたが、
時代劇に出ている彼女を観たかったのです。
その印象としては、それなりに無難な感じでしたが、
飛び抜けた可愛さはなかったです。

ただ新垣結衣ちゃんの可愛さ以上に、草g剛に首ったけでした。

江戸時代よりも前の戦国時代の人々の生活風景やお城の様態も興味深かったです。
特に戦争の仕方なども面白く、
ルールがきっちりあり、また、それをきっちり守っていると言うのは
実際はどう運用されていたかは分かりませんが、
日本人らしいなぁと思いました。

非常に色々なモノを描いており、面白かったので、
観ていない方はぜひご覧になってください。
レンタルなら十分楽しめる映画だと思います。

公式サイトはこちらです。

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2010年05月28日

僕の初恋をキミに捧ぐ

お薦め映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」です。
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「天然コケッコー」「ハルフウェイ」の岡田将生くんが出ているという事で観ました( ´艸`)
相手役は井上真央ちゃん。
彼女の作品を観た事がなかったのですが、今作での彼女は非常にキュートでした。
もちろん岡田将生くんはかなり男前でした( ´艸`)

原作が非常に人気の漫画ということでしたが、
正直、いつものパターンのお涙ちょうだい作品やろ?って思ってました。
少女漫画か携帯小説の類やろ?って思ってました。

すみません。ナメてました・・。
面白かったです。
もちろん思っている通りの内容なのですが、
1番驚いたのは僕が思っていたより内容が深かったという点です。

今作を観ながら僕は様々な宗教的思想が頭をよぎっており、
特に仏教的思想が去来していました。

生きるとは・・。

この根源的な問いを絶えず発している作品だった思います。

もちろん、ナンデこうなるの??的なシーンもあるのですが、
それをも凌駕するほどの内容が描かれており、
総合的にみてお薦めします。

公式サイトはこちらです。

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2010年05月21日

携帯各社の発表の感想

先日までに携帯キャリア大手3社の夏モデル発表会が行われたので、
遅ればせながら感想を書こうと思います。

はじめに一言で発表社順に各社の印象を言うと

先陣を切ったau「着実だが遅々とした歩み」
続いてsoftbank「外部サービス頼み」
最後のdocomoは、「圧倒的横綱相撲」

そんな印象でした。
以下で詳しく述べていきましょう。

auについて

昔の革新的イメージなど全くなくなってしまったau。
処理が遅いなど不満が多いau。

しかし、その処理を高め、しかも全機種防水にしてきたのは
ユーザーの事をしっかり考えており評価できると思います。

つまり、今までの携帯を新しくする人にとっては文句が出ないものを揃えてきたということです。
しかし、文句が出ないというだけで、新しい何かを感じさせる事はないでしょう。

一歩一歩着実に歩いているが、時代や僕らユーザーの嗜好の早さにはついてこれていないですね。

事業仕分けで「なんで1位じゃなきゃだめなのか?」と聞かれたら、
現時点でおそらくauは「別に1位やなくても良いです」と答える会社であろうということです。

気になった機種

Cyber-shotケータイ S003
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BRAVIA Phone S004
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REGZA Phone T004
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softbankについて

softbankが今回全面に押してきたのは「twitter」。

「twitter」程でもないが「ustream」も押していた。

自社で新しいサービスを生み出すのではなく、
良いサービスがあれば他所から持ってくれば良いという思想。

これはこれで良いと思う。
すべてを自分が開発しなければならないわけではないからである。

しかし、上記サービスを使うなら間違いなくiPhoneを使う事をお薦めする。

つまり、今回の夏モデルで買うべき端末はないという事です。
softbankにしたいなら、迷わずiPhoneを買い、
上記「twitter」や「ustream」を含む革新的サービスを存分に堪能すべきだという事です。

気になった機種

特になし



docomoについて

すべてにおいて横綱相撲だと感じました。
唯一黒星を喫するとすれば、iPhoneやiPadを獲得できなかった点であろうと思います。

今回docomoが力を入れてきたのはスマートフォン。

auが遅れを取り戻すべく発売したモデルと同様のモデルを今回用意し、
auが可哀想になるくらい潰しにかかりました。

iPhoneがない部分はAndroid、BlackBerry、Windows Mobileと多様性で勝負。
しかも、秋にはサムスン電子製の高機能Android「GALAXY S」を提供するという予告までする怒涛の物量作戦。

iPadがない部分は、softbankと異なりほとんど圏外のないdocomoの回線を利用してiPadを使ってと言わんばかりのモバイルWi-Fiルーター発売。

iPhoneがないという事実は埋め切れるものではないが、
少なくとも損害を最小限に食い止める努力を十二分にしているといえる。

もちろん従来の携帯電話も正当に進化をさせており、
今までの様に新しい携帯を使いたい人も満足できるように
幅広く用意している。
しかも、携帯を使った健康支援サービス「i Bodymo」なる新サービスを展開するなども抜け目ない。

ここまですると他者が可哀想になってしまいました。
特にsoftbankのようにiPhoneという武器すら持っていないauは悲惨です。
この2社も、もちろん今のままで納得しているわけではないでしょうから、
単に値下げという作戦だけではない今後の展開や反撃が楽しみです。

気になった機種

F-06B
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L-04B
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BlackBerry Bold 9700
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ラベル:au DoCoMo softbank
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2010年05月19日

ハート・ロッカー

映画「ハート・ロッカー」を観ました。
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感想は

「アカデミー作品賞として有名になった作品。

正直な感想としては「凡作」です。

緊張感はある。
構成としては悪くない。
面白いし、目新しいシーンもある。

しかし、作品賞をとるほどとは思わなかった。
少なくとも日本人の僕には。

作品賞として相応しいと思えた点は、
色々な解釈の余地を残している点(しかし、実際は結論明白)。

しかし、「単館映画作品としては秀作だよね」レベルの作品。
スタイリッシュさもあるけど、アカデミー作品賞とるほどかなぁという作品。

ただズルいのは、アメリカは最近も現実に戦争してるから、
現在進行形の問題として描けるところ。

日本で戦争っていったら、なんなら大東亜戦争まで遡りかねないですからね。

個人的には自衛隊のアフガニスタン等での活動を描いた映画を観たいです。
でも、僕の知る限りそんな映画は公開されていないし、
日本アカデミー賞の作品賞にノミネートされていない。

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話題を作品に戻そう。

爆弾処理班という職業の人物を主人公にしているのは素晴らしいと思いました。
なぜなら、爆弾処理班は、戦争の一端を担っているにもかかわらず、
人の命を救うために活動する職業だからです。

戦争の緊張感の1つである「誰が敵で誰が民間人か分からない」という恐怖。
これは結局「誰を敵としてるか分からないイラク戦争」というメタファーであろう。

でもね、リアリティーを追及している風で、
実際は過剰演出している部分もあるし、
描くべき事を避けている所もある。
リアリティーある作品ですよ的にしてるがゆえに悪意を感じるね。

結局監督はいい子ちゃんになってる。
そういう意味ではアカデミー作品賞なのかもしれません。

ただし、そこを避けたからこそアカデミー作品賞になれた部分もあるだろうし、
アカデミー作品賞を獲ったからこそ多くの人に観てもらえる利点もある。

監督としても苦渋の決断だったのかもしれない。

そこは善意に解そうと思います。

この映画のハイライトは、エロい作品以外でレイフ・ファインズを久々に観たという点です。

映画館でなら御祝儀の意味も込めて1000〜1200円なら観ても良いと思いました。」


公式サイトはこちらです。

The Hurt Locker 03.jpg
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