2010年06月10日

岡田監督と日本の勝機

明日ワールドカップが開催されます!!

個人的にはかなり盛り上がっており、
楽しみで楽しみでしょうがありません。

少し遅れましたが日本代表の選手が選ばれました。
okada js.jpg

感想としては、もちろん選んで欲しい選手がかなり選ばれていませんが、
岡田監督が好んで起用してきたメンバーが順当に選ばれたなという印象です。

そういう意味では悪くはないのではないか、というのが正直な感想です。

結局大事なのは
「どの選手が選ばれているか」という事よりも
「どのように戦うか」という事だという事です。


ある意味では、ある戦い方をするための選手なのであって、
ある選手のために戦い方があるのではないという事です。

そこで大切なのは戦術。
戦術を練るのは監督。
つまり、岡田監督が重要だという事です。

では、今まで僕が岡田監督に対してどのような発言をしてきたかを振り返りましょう。

就任当初、
日本代表新監督・岡田武史とオシムフットボールとの継続性の可否と日本独自のフットボールについて
において
ずさんな監督選任経緯はまっぴらごめんだ!!
今回の選択で、日本が世界の進化に遅れをとったら、どう責任をとるんだ??

と言及しています。

W杯アジア3次予選、日本対オマーン
岡田JAPANはイケル的なメディアは以後信用しないほうがいいという事がわかったことが、この試合の意義かもしれません。

W杯アジア3次予選、オマーン対日本
しかも、何でやねん!!と思うことが多々あった試合でした。
特に言いたいことを3点述べさせていただきます。
・・・・・・
2点目は、岡田監督の采配です。
まず、駒野の左サイドバックが有効であったことを見たことがないのに、彼を左サイドバックに起用したこと。これはセンタリングの際にわざわざ右足に持ちかえなければいけない駒野がスタメンで出れるほど今の日本には有望なサイドバックがいないという事実でもあるためしょうがない部分もあります。


日本対ウズベキスタン
主題はズバリ
「岡田監督ではアジアレベルで終わる」
というものです。


日本代表オランダ遠征について
フォローしときますと、岡田監督は悪い監督ではないですよ。
ただ、日本国内においてはという条件つきです。
つまり、オシムのあとなぜ岡田なのか?が分からない。

そんな分からない判断をするサッカー協会が悪いという事です。

岡田は悪くない。
彼なりに必死にやっていると思います。
ただ、現時点で世界レベルではないというだけです。
彼は悪くない。

悪いのはそんな監督を選んだ日本サッカー協会です。

当時、日本代表の事を良く知っているからという良く分からない理由で、大した議論やデータ収集をせずに
岡田監督の就任に賛成した理事や協会関係者は
今度のワールドカップで良い結果が出なければ、
全員やめるべきです。

僕はオシム監督の後にテンカーテやカペッロやモウリーニョ等に声をかける、無理でも良いからアタックする、その結果無理だったので岡田監督にしますという方々にこれからの日本のフットボールを率いて欲しいと思っています。


と、まぁ好き勝手論じておりますが、
今これを読んで納得していただける方も多いのではないでしょうか?

では、今回のワールドカップで日本代表に望みはないのか??

個人的にはそんなことはないと思っています。

もちろん前提として、当たり前の事ですが、
日本の力をうまく出し切れば勝てる事もあるでしょうし、
それが出来なければ全敗する
ということです。

しかし、岡田監督の得意な戦術と今の日本代表が置かれている立場を考慮すれば、
上手くハマれば勝てると思っています。

それは
日本代表新監督・岡田武史とオシムフットボールとの継続性の可否と日本独自のフットボールについて
で述べている
岡田武史といえばフランスW杯の監督であると共に、横浜マリノスでの2連覇という経歴が頭にすぐ浮かぶ。

これだけ見れば、なかなかどうして、良い監督ではないか!!
という人もいるかもしれない。

しかし、実は個人的にはあまり当時のマリノスを評価していない。

何を隠そう、当時のマリノスは守備を固め、ロングボールを多用し、
良く言えば勝つ確率の高い戦い方、悪い言い方すれば観ていて面白くない戦術を採っていた。

という点に答えがあります。

要は「守備的に守ってカウンター」ということです。
見ていて面白いフットボールではありませんが、
今の日本に必要なのは「面白さ」ではなく「勝利」であるという事です。

では、以上の事を踏まえて「どのような布陣が考えられるか」について書きたいと思います。

来たるべき戦いのためにどのような布陣をひくのか?

布陣を決める上で押さえる必要のある重要な要素を挙げます。

・現代フットボールではサイドが重要である。
・日本代表に求められるのはタフさである。
・「決定力不足」という言葉のウソ


以下でそれぞれについて簡単に述べます。

・現代フットボールではサイドが重要である。

現在のフットボールでは中央突破からの得点よりもサイドを崩されての得点の方が多い。
つまり、サイドを制すれば勝てる可能性もあがるという事です。

そのためにはサイドバックが重要となります。
走り回れるタフさとトップスピードからの正確なセンタリング。
これをこなせるサイドバックは今の日本にはいません。
しかし、だからこそサイドをサイドバックとサイドのMFで分担して守備をする事が求められます。
そして何より日本のサイドバックが恐れずに攻撃参加をしなければなりません。

・日本代表に求められるのはタフさである。

上でも述べました通り、日本は今大会走り回る必要があります。
前から前からプレスをかける必要があるからです。
そのために必要なのは技術ではなく体力です。
もちろん技術があり体力がある選手がベストですが、
とにかく体力があり当たりに強い選手を使う必要があります。

・「決定力不足」という言葉のウソ

おおくのマスコミにおいてこの言葉は正確に使われていません。
なぜか?
逆に、「決定力充足」の国を挙げろ、という質問を彼らにすればわかります。
決定力が充足しているチームなんてほんの数カ国しかないからです。
その他多くの国々は決定力が充足していないのに点を取っているという事です。
要は日本の1番の問題は技術力の高い選手たちが中盤と後方でパス回しをしているという事です。
もちろん、ある時にはそれも必要です。
しかし、今の日本には決定的にシュートが少ないという事です。
結論としては、縦への突破力がある選手を使うべきだという事です。


以上を踏まえて、3つの布陣を提案したいと思います。

1、岡田監督の能力に適した布陣

(4-2-3-1 → 4-2-1-3)
wc2010fr01.jpg

前に述べましたが、岡田監督の得意な戦術は「守備的に守ってカウンター」。
しかし、世界のチーム相手に引いて守って、守りきれるほど日本は強くありません。
よって、今の岡田監督のコンセプトである前線からのプレスとカウンターを融合した布陣を考えてみました。
前半はとにかく走り回り相手にプレッシングができる選手、でも一発もあるよという選手を起用。
後半は相手が疲れてきているので、一転して前に推進力のある選手を起用して、スピードについてこれなくさせるという布陣。
もちろんサイドはサイドバックとの連携も考えて中に入りたがる選手より、
縦に縦に行く選手をなるべく起用。

2、ゼロトップという選択

(4-6-0)
wc2010fr02.jpg

日本のストロングポイントは技術力のある中盤の選手が多いという事。
それなら全体的にポジションを前に持っていく。
このゼロトップはトッティのいるローマでスパッレッティが採った布陣でもあります。
個人的には日本に親和性の高い布陣だと思っています。
もちろんサイドはサイドバックとウイングで分担。
中盤のボール回しがいつの間にか相手のバイタルエリアになっているという感じになればベスト。
でも、そうは簡単にならないから中盤の回しと同時にウイングも相手の裏を狙う。時には中盤のボール回しにも参加できる選手を起用。


3、中村俊輔起用布陣

(4-2-3-1)
wc2010fr03.jpg

とにかく中村俊輔を使うなら、徹底的に彼を守ることが必要。
体力のない走り回った彼のプレーは全く脅威とならないからである。
彼の魅力は決定的なパスと展開力。
遠藤も1人ではボール保持も展開も発揮できていない現状を考えると、
中村俊輔を使う事で日本のボールキープが出来るなら起用するメリットもあるかも。



結局のところ90分走り回るなんて無理。
特にサイドの選手は無理。
サイドが押し込まれたら、間違いなく日本は失点するだろう。
それにもかかわらずサイドバックの選手をキチンと選らばなかった岡田監督の責任は重い。
しかし、今更そんな事を言ってもしょうがない。
今回、3つの布陣をプレゼンしましたが、
これを見る限り、少しは勝てそうかなって思ってきたでしょ?
あれ!?思いませんか・・。

個人的には、しっかりハマれば勝てる可能性もあると思っています。

とにかく
とりあえずカメルーンには勝ちたい。
オランダもデンマークもかなり良いチームですから・・。

その勝利のためにどのような布陣をひいてくるかもフットボールの楽しみですから、
皆さんも予想して楽しんでみましょう。

wc2010jp.jpg
posted by ジャック at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

iPhone 4 の衝撃

iPhone 4が発表されました。
iPhone 4.jpg

いや〜かなり魅力的ですね!!

正直、最近iPhone 3GSを買った人が可哀想なくらい、
今回のiPhone 4は素晴らしいですよ。


基本的な性能をしっかりアップさせておきながら、
バッテリーを長寿にしているという点は見逃せません。
ちなみにiPhone 4のどのスペックがアップしたかなどについては、
様々なところで書かれているのでそちらをご覧ください。

今回はそれ以外のところで思った事を書きます。
(注意:ちなみに僕は俗に言うアップル信者ではないですのであしからず。)


・バランス感覚がもたらす使いやすさ

いつも思っているのですが、iPhoneの素晴らしい点は、
そのバランス感覚だと思います。

例えば、今回のiPhone 4で向上したスペックのうちカメラが500万画素になりました。
カメラが「やっと」500万画素になったと思われる方もいるかもしれません。
日本の携帯電話なら、今や1000万画素以上が当たり前だと。

しかし、この様な発言をする人はおそらく
「なぜ500万画素なのか」を考えていない人か
1000万画素の写真を携帯電話で撮った事がない人
だと思うのです。

結論から言うと、おそらく500万画素にしたのは、
写真を撮った時に保存などで待たされる時間が少なく、
使っている人がイライラしない程度の画素数であり、
企業の技術の高さを見せつける為に高いスペックを押し付けるのではなく、
使用者の使用感までを考えた末の結論なのだと思います。

もちろんコストの面もあるでしょう。
高い最新の技術を入れずに価格を抑え、かつ、
使用者が満足できるほどのスペックの値。
それが500万画素という数字に表わされていると思います。

すべては使う人のユーザビリティを考えて
オーガナイズというかプロデュースされていると思うのです。


・テレビ電話という手段

さて、今回「FaceTime」なるサービスも発表されました。
これは何か?
簡単に言うとテレビ電話です。
日本では携帯電話で既にテレビ電話が出来ました。
しかし、使っている人を見た事がありません。
理由はおそらく通話料が高いから。
しかし、キャリアではなくメーカーのAppleだからこその発想だと思いますが、
今回の「FaceTime」は電話回線ではなく無線LAN(Wifi)での使用を念頭に置いています。
つまり、ネットが出来る環境にいる人なら
付加料金がかからず使用できるという点が
ストロングポイントだと思います。

しかも、美しい画面で、操作しやすい。
これなら使う人も増えると思います。

今回の「FaceTime」のプロモーションビデオは「アメリカン・ビューティー」で、
アカデミー監督賞を受賞したサム・メンデス監督の作品との事。
どんな作品かを下の動画でご覧ください。



個人的には手話をしながら会話するというシーンを入れてきた事に感服しました。
当たり前の事ですが喋れない人だって電話をしたい時もある。
それをテレビ電話なら出来ますよという提案。
まず、当たり前に障がい者を一つのシーンに入れた事に敬意を表したいです。
日本のCMではあまり見れないシーンだと感じています。
次に、障がい者に対してもしっかりとマーケットがあるんだという
当たり前のことを再認識させられました。

「ボランティア」ではなく「ビジネス」だという点が
最も素晴らしい点だと思うのです。



正直、今回のiPhone 4は総合的に見て、
他社ではなかなか追いつけない製品であると思いました。


iPhoneの公式サイトはこちらです。

ちなみに、今回公式のカバーが発売されるとの事ですが、
従来のiPhoneのカバーと異なり、筐体の回りを囲む形態のようです。
名前は「Bumpers for iPhone 4」。
これはこれでカワイイですね( ´艸`)
iPhone 4 bumper.jpg
posted by ジャック at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Mobile phone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

さらい屋 五葉

アニメ「さらい屋 五葉」を観ています。
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とても面白いです。

原作はオノ・ナツメさんの漫画らしいです。

物語の展開が面白いです。
なぞが少しづつ明らかになってくるという展開で、
しかも、それぞれのキャラがたっています。

アニメは好き嫌いが分かれますが、
これはぜひ観て頂きたいです。
どんな作品か雰囲気を下の映像で観てみてください。



主人公は剣の腕はあるが、お人好しのあがり症という事で
用心棒もすぐにクビになる浪人侍・秋津政之助。

金がないため腹をすかせている政之助に団子や蕎麦をおごってくれるという色男が現れる。
名は弥一。

政之助はなぜこんな事をしてくれるのか分からない。
弥一は何者なのか。
そこで政之助は弥一に生業を尋ねる。
それに対して弥一はさらりとこう答える・・。

「かどわかしを生業としている。」

いやぁ〜、第1話からかなり引き込まれましたね!!
「かどわかし」なんて単語、久々に聞きましたよ。


さて、これからどうなるのか。
続きを知りたくなった方はぜひご覧ください。

この夏にも第1話からこれまでの話を収録したDVD第1巻もでるようなので、
そちらでご覧になっても良いかと思います。

公式サイトはこちらです。

saraiyagoyou02.jpg

  
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2010年06月03日

大河ドラマ「龍馬伝」

大河ドラマ「龍馬伝」を観ています。
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NHKドラマスペシャル「白洲次郎」で述べたとおり、
大友啓史がチーフ演出をするという事で観始めました。

正直、大河ドラマを総集編以外で観るのは数年ぶりでしたが、

めちゃめちゃ面白いです!!

脚本もオリジナリティーがあり、かつ、感情移入がしやすいです。
しかも様々なキャラクターに移入出来るという秀作。
また、現在の日本の状況ともリンクさせるような問題提起も織り交ぜるという上質さ。

演出もやはり素晴らしく、
すべての演出を大友啓史がやっているわけではないのですが、
全体的に意思統一されている上質な演出感が感じられます。

最近では、武市半平太が捕えられるシーンで、妻・武市冨との
あさげのシーンは、近年観たあらゆる作品の中でも屈指の場面だったと個人的には感じました。
このシーンを観れただけでも「龍馬伝」を観た価値があったと思えるくらいです。

映像の質感もかなり素敵です。
良い質感だと思っていたら、やはりプログレッシブカメラを使用しているみたいです。

もちろん魅力ある豪華キャスト陣もすべからく好演しており、
毎回1時間弱があっという間に感じられます。

これからもどうなるのか楽しみです。
毎週の楽しみが出来ました。
久々にNHK大河ドラマにハマりました( ´艸`)

公式サイトはこちらです。

ryomaden02.jpg
posted by ジャック at 20:30| Comment(1) | TrackBack(0) | Drama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする