個人的にはかなり盛り上がっており、
楽しみで楽しみでしょうがありません。
少し遅れましたが日本代表の選手が選ばれました。

感想としては、もちろん選んで欲しい選手がかなり選ばれていませんが、
岡田監督が好んで起用してきたメンバーが順当に選ばれたなという印象です。
そういう意味では悪くはないのではないか、というのが正直な感想です。
結局大事なのは
「どの選手が選ばれているか」という事よりも
「どのように戦うか」という事だという事です。
ある意味では、ある戦い方をするための選手なのであって、
ある選手のために戦い方があるのではないという事です。
そこで大切なのは戦術。
戦術を練るのは監督。
つまり、岡田監督が重要だという事です。
では、今まで僕が岡田監督に対してどのような発言をしてきたかを振り返りましょう。
就任当初、
日本代表新監督・岡田武史とオシムフットボールとの継続性の可否と日本独自のフットボールについて
において
ずさんな監督選任経緯はまっぴらごめんだ!!
今回の選択で、日本が世界の進化に遅れをとったら、どう責任をとるんだ??
と言及しています。
W杯アジア3次予選、日本対オマーン
岡田JAPANはイケル的なメディアは以後信用しないほうがいいという事がわかったことが、この試合の意義かもしれません。
W杯アジア3次予選、オマーン対日本
しかも、何でやねん!!と思うことが多々あった試合でした。
特に言いたいことを3点述べさせていただきます。
・・・・・・
2点目は、岡田監督の采配です。
まず、駒野の左サイドバックが有効であったことを見たことがないのに、彼を左サイドバックに起用したこと。これはセンタリングの際にわざわざ右足に持ちかえなければいけない駒野がスタメンで出れるほど今の日本には有望なサイドバックがいないという事実でもあるためしょうがない部分もあります。
日本対ウズベキスタン
主題はズバリ
「岡田監督ではアジアレベルで終わる」
というものです。
日本代表オランダ遠征について
フォローしときますと、岡田監督は悪い監督ではないですよ。
ただ、日本国内においてはという条件つきです。
つまり、オシムのあとなぜ岡田なのか?が分からない。
そんな分からない判断をするサッカー協会が悪いという事です。
岡田は悪くない。
彼なりに必死にやっていると思います。
ただ、現時点で世界レベルではないというだけです。
彼は悪くない。
悪いのはそんな監督を選んだ日本サッカー協会です。
当時、日本代表の事を良く知っているからという良く分からない理由で、大した議論やデータ収集をせずに
岡田監督の就任に賛成した理事や協会関係者は
今度のワールドカップで良い結果が出なければ、
全員やめるべきです。
僕はオシム監督の後にテンカーテやカペッロやモウリーニョ等に声をかける、無理でも良いからアタックする、その結果無理だったので岡田監督にしますという方々にこれからの日本のフットボールを率いて欲しいと思っています。
と、まぁ好き勝手論じておりますが、
今これを読んで納得していただける方も多いのではないでしょうか?
では、今回のワールドカップで日本代表に望みはないのか??
個人的にはそんなことはないと思っています。
もちろん前提として、当たり前の事ですが、
日本の力をうまく出し切れば勝てる事もあるでしょうし、
それが出来なければ全敗する
ということです。
しかし、岡田監督の得意な戦術と今の日本代表が置かれている立場を考慮すれば、
上手くハマれば勝てると思っています。
それは
日本代表新監督・岡田武史とオシムフットボールとの継続性の可否と日本独自のフットボールについて
で述べている
岡田武史といえばフランスW杯の監督であると共に、横浜マリノスでの2連覇という経歴が頭にすぐ浮かぶ。
これだけ見れば、なかなかどうして、良い監督ではないか!!
という人もいるかもしれない。
しかし、実は個人的にはあまり当時のマリノスを評価していない。
何を隠そう、当時のマリノスは守備を固め、ロングボールを多用し、
良く言えば勝つ確率の高い戦い方、悪い言い方すれば観ていて面白くない戦術を採っていた。
という点に答えがあります。
要は「守備的に守ってカウンター」ということです。
見ていて面白いフットボールではありませんが、
今の日本に必要なのは「面白さ」ではなく「勝利」であるという事です。
では、以上の事を踏まえて「どのような布陣が考えられるか」について書きたいと思います。
来たるべき戦いのためにどのような布陣をひくのか?
布陣を決める上で押さえる必要のある重要な要素を挙げます。
・現代フットボールではサイドが重要である。
・日本代表に求められるのはタフさである。
・「決定力不足」という言葉のウソ
以下でそれぞれについて簡単に述べます。
・現代フットボールではサイドが重要である。
現在のフットボールでは中央突破からの得点よりもサイドを崩されての得点の方が多い。
つまり、サイドを制すれば勝てる可能性もあがるという事です。
そのためにはサイドバックが重要となります。
走り回れるタフさとトップスピードからの正確なセンタリング。
これをこなせるサイドバックは今の日本にはいません。
しかし、だからこそサイドをサイドバックとサイドのMFで分担して守備をする事が求められます。
そして何より日本のサイドバックが恐れずに攻撃参加をしなければなりません。
・日本代表に求められるのはタフさである。
上でも述べました通り、日本は今大会走り回る必要があります。
前から前からプレスをかける必要があるからです。
そのために必要なのは技術ではなく体力です。
もちろん技術があり体力がある選手がベストですが、
とにかく体力があり当たりに強い選手を使う必要があります。
・「決定力不足」という言葉のウソ
おおくのマスコミにおいてこの言葉は正確に使われていません。
なぜか?
逆に、「決定力充足」の国を挙げろ、という質問を彼らにすればわかります。
決定力が充足しているチームなんてほんの数カ国しかないからです。
その他多くの国々は決定力が充足していないのに点を取っているという事です。
要は日本の1番の問題は技術力の高い選手たちが中盤と後方でパス回しをしているという事です。
もちろん、ある時にはそれも必要です。
しかし、今の日本には決定的にシュートが少ないという事です。
結論としては、縦への突破力がある選手を使うべきだという事です。
以上を踏まえて、3つの布陣を提案したいと思います。
1、岡田監督の能力に適した布陣
(4-2-3-1 → 4-2-1-3)

前に述べましたが、岡田監督の得意な戦術は「守備的に守ってカウンター」。
しかし、世界のチーム相手に引いて守って、守りきれるほど日本は強くありません。
よって、今の岡田監督のコンセプトである前線からのプレスとカウンターを融合した布陣を考えてみました。
前半はとにかく走り回り相手にプレッシングができる選手、でも一発もあるよという選手を起用。
後半は相手が疲れてきているので、一転して前に推進力のある選手を起用して、スピードについてこれなくさせるという布陣。
もちろんサイドはサイドバックとの連携も考えて中に入りたがる選手より、
縦に縦に行く選手をなるべく起用。
2、ゼロトップという選択
(4-6-0)

日本のストロングポイントは技術力のある中盤の選手が多いという事。
それなら全体的にポジションを前に持っていく。
このゼロトップはトッティのいるローマでスパッレッティが採った布陣でもあります。
個人的には日本に親和性の高い布陣だと思っています。
もちろんサイドはサイドバックとウイングで分担。
中盤のボール回しがいつの間にか相手のバイタルエリアになっているという感じになればベスト。
でも、そうは簡単にならないから中盤の回しと同時にウイングも相手の裏を狙う。時には中盤のボール回しにも参加できる選手を起用。
3、中村俊輔起用布陣
(4-2-3-1)

とにかく中村俊輔を使うなら、徹底的に彼を守ることが必要。
体力のない走り回った彼のプレーは全く脅威とならないからである。
彼の魅力は決定的なパスと展開力。
遠藤も1人ではボール保持も展開も発揮できていない現状を考えると、
中村俊輔を使う事で日本のボールキープが出来るなら起用するメリットもあるかも。
結局のところ90分走り回るなんて無理。
特にサイドの選手は無理。
サイドが押し込まれたら、間違いなく日本は失点するだろう。
それにもかかわらずサイドバックの選手をキチンと選らばなかった岡田監督の責任は重い。
しかし、今更そんな事を言ってもしょうがない。
今回、3つの布陣をプレゼンしましたが、
これを見る限り、少しは勝てそうかなって思ってきたでしょ?
あれ!?思いませんか・・。
個人的には、しっかりハマれば勝てる可能性もあると思っています。
とにかく
とりあえずカメルーンには勝ちたい。
オランダもデンマークもかなり良いチームですから・・。
その勝利のためにどのような布陣をひいてくるかもフットボールの楽しみですから、
皆さんも予想して楽しんでみましょう。
