嘘だけど。

青春ラブコメディーと思ってました。
思っていた内容と全然違っていていましたが、
面白かったです。
嘘だけど!
最初からぐいぐい引き込まれました。
なんだコレは??という疑問に拍車がかかります!
原作があって、100万部も売れてる作品なんですね!!
原作は読んでいませんが、おもしろかったです。
嘘だけど。
主役の大政絢と染谷将太との2人とも役柄にあっていて好印象。
特に染谷将太は素晴らしいです。
映画「パンドラの匣」でも独特の雰囲気があり、
気になりまくっていたのですが、
今回で完全に打ち抜かれました。
「ヒミズ」で第68回ヴェネツィア国際映画祭の
マルチェロ・マストロヤンニ賞を獲得したのも頷けます。
「ヒミズ」は原作も好きだから、こりゃ観ちゃうわ!!
嘘だけど!
シリアスな話を演出や音楽などでポップにみせるあたりは秀逸。
このポップさはまーちゃんが常に望んでいるものであり、
ある意味、みーくんが感じさせたいもの。
編集も素晴らしく、色々なものが交錯し、色々なものが絡み合う。
しかし、決して主人公達は絡み合わない。
一緒にいても一緒に寝ても、キスはしても絡み合わない。
その頑なまでのすれ違いは、この物語の本質をついている。
嘘をついているのは、みーくんなのか、世の中なのか??
壊れているのは、まーちゃんなのか、世の中なのか??
そんな問いを投げかけられます。
これも全部、嘘だけど。
とにかく、レンタルしても損はしない可能性がかなり高い作品であり、
見直したい衝動に駆られる、そんな素晴らしい作品でした。
嘘だけど。
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