2009年07月25日

ミルク

映画「ミルク」を観ました。
milk02.jpg

感想は

「単なる社会派映画というありがちな作品ではなく、
ちゃんと映画としても面白かったです。

編集とか音楽とかの使い方とかが良かったです。
ガス・ヴァン・サント監督会心の一作だと思います。

ところで、タイトルの「Milk」ってなんやろうって思っていたら、
人の名前だったんですね。

主人公ハーヴィー・ミルクから採ったみたいです。

Harvey Milkはアメリカで初めてゲイである事を公表しながら主要都市の政治家になった人物で、
「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」にも選ばれている人らしいですが、
僕は全くこの人を知りませんでした。
というか、個人的には残り99人が誰なのかも知りません。

まぁ、そんな人を描いた作品です。

milk03.jpg

この映画は何よりショーン・ペンですね。

話し方なんて全然ちがうし、
仕草もうまいし
あんなオッサンが時々キュートに見えるんですよ。
眼なんかウルウルさせちゃって。

当たり前のようで難しい、別人に見えるという事をやってのけるショーン・ペンは流石です。

映画「レスラー」を観た時は
なんでオスカーがミッキー・ロークやなく、ショーン・ペンなんや!!
とも思いましたが、
これならショーン・ペンが獲ったのも頷けました。

しかし、このオッサンはいつからノコノコとアカデミー賞に参加するようになったんや??

今回も前回みたいに、なんか参加する理由があったのかなぁ・・。

まぁいいや。

ところで、この作品に「スパイダーマン」シリーズに出ているジェームズ・フランコが出ているんですが、
こんなカッコ良かったっけ??と思うくらいナイスガイでした。
これにはビックリしました。
milk04.jpg

同性愛者が娼婦や泥棒と同列にかたられる時代。
同性愛者は病院に行って治療しろと言われる時代。
しかも単に差別されるだけやなく警察からも暴行される時代。

時代というか、まぁアメリカってこんな国ですからね、
今でも、ある意味。

もちろん日本でも同性愛者の差別はありますが、
宗教などが曖昧性を有している分、
同性愛についてのタブー性は低い気はしています。

個人的にも、同性愛に対してあまり差別意識はないと思うんですが、
正直良く分かりません。
なぜなら、僕の回りに同性愛者はほぼ皆無ですから(数人知ってる位)、
あまり同性愛者を日常空間で意識したことがないんですよね。
多分隠して生きている人がいるのだとは思うんですけど。

まぁ、そんなことより映画の感想に戻ります。

この映画の魅力の大きな1つは、
政治の普遍的なものを描いてる点
にあると思います。

今の混乱期の日本でも当てはまるセリフが出てきます。

ただ、今の日本に説得力を持ってこれを語る政治家がいないのが悲しい現実です。

ハーヴィー・ミルクは云います

「希望だけでは生きては行けないが、
希望が無ければ人生に価値はない。」

今の終息に向かいつつある日本で、
どれくらいの子ども達が、人生に希望を見出せているだろうか。

我々はどれだけ子ども達に希望を示せているだろうか。

またハーヴィー・ミルクはこうも云います

「政治は勝つためではなく、自分の存在を示すためにある。」

個人的には、基本的に政治は勝たなければ意味がないと思っている。

しかし、負ける以上に最悪なのは無視である。
その存在すら認識されない事の辛さを彼は雄弁に語る。

老人達の生活水準を維持するために
多くの若者が犠牲になっている今の日本において
この言葉は非常に大きなものを示唆していると思う。

久しぶりに映画の内容にまで踏み込んで感想を書いてしまったので、
長くなり申し訳ないです・・。

映画館でなら1000〜1500円出しても良い映画でした。」


公式サイトはこちらです。

milk01.jpg
posted by ジャック at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | Movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは☆
毎回参考になる映画の評論ありがとうございます♪
ミルク、とても映像がキレイな予感がします><

わたしのブログにも是非遊びに来てくださいね☆
Posted by ★CHACO☆ at 2009年07月27日 00:03
>★CHACO☆さん
コメントありがとうございます。
ミルクはぜひご覧ください。
またそちらのブログにも遊びに行かせていただきます。
Posted by Jack at 2009年07月27日 17:15
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。